「やりたいことがないんです。」というつぶやきに応えてみようと思う。
どもども。ごはんですよ。
最近「やりたいことがない」という相談をよく受けます。
それは最初、就活中の大学生だったのですが、最近アクセラレーターの説明会でもよく聞くのです。
人間は基本的にやりたいことなんてない。
僕はそう思っています。
というか、多くの方が「やりたいこと」という言葉でイメージするのって、
「うぉぉぉぉぉぉ!!超やりてぇぇ!!飯食うのも風呂入るのも寝るのも忘れたぁぁぁ!!!」
みたいなもんじゃないでしょうか。
燃えてますねー、熱いですねー。
こんな「やりたいこと」に出会えるのはまずない、ということをお伝えしたい。
そう、多くの人が勘違いしているのです。
環境を変えたら、めちゃくちゃ頭を絞ったら、誰かに出会ったら、
まさに"稲妻に撃たれるような出会い”があると勘違いするのです。
そう、「やりたいこと」は育てる必要があるのです。
例えば私は人生で2つほど熱中したものがあります。
1. 受験勉強
2. ストリートダンス
です。
今は熱中から遠ざかっている(嫌いなものを勉強するガッツはない)のですが、
少し振り返ると共通点があります。
次の3つです。
・目的:なぜやるのか、理由があること
・環境:打ち込めるだけの環境が整えられていること
・仲間:一緒にやる仲間がいること
さて、ここから振り返ると
■受験勉強
目的:当時好きだった子が京都に行くというのでどうしても京都大学に行きたかった
環境:塾に行かせてもらえた、教材をどれだけ買おうと何も言われなかった、先生がサポートしてくれた。
仲間:同じ大学ではないが、一緒に猛勉強する仲間がいた(なんと今の家主)
■ダンス
目的:バトルで勝ちたい、ショーでカッコよくキメたい
環境:何時でも練習できる場所があり、何時でも練習しても翌日に響かなかった
仲間:一緒に踊る仲間や先生がいた
このあたりが揃うと…ではない。
このあたりのどれかがあって、続けられるとだんだんと要素が揃ってきて、
本当に"やりたいこと”になってくるのだと思います。
これが揃ってないのに「はぁ、やりたいことがない…」というのは麻雀でいうところの人和を狙って麻雀やってるみたいなもんです。
あ、人和は自分が一回もツモってないのに人の捨て牌でアガることです。
でもね、ここまで読んでくれた皆さんの気持ちもわかります。
そうは言ったって、燃えるナニカがすぐ欲しい!!
うんうん、そんな時はこれだ。
ガンダムビルドファイターズトライを観ていただきたい。
主人公のカミキ・セカイは次元覇王流拳法(カッコイイ!!)の門下生として生きてきたのだが、
ホシノ・フミナに無理くりガンプラバトル部に誘われる。
ここで本当に「オモチャじゃねーかボケ!!」ということで帰ろうとする。
しかしフミナに「一回だけやってみ?」とまた無理くり実演させられたことで心境の変化が起きる。
あとは皆さんのために簡潔に表現すると
・ライバルの登場
・大会での敗北
・ガンプラを組む勉強
・恋のドタバタ
・大勝利!!(観てない皆さんにネタバレはできないヨ!!
である。
いいかお前らよーく聞け。もう一度言うぞ?
"やりたいこと”は育てる必要がある。
さて、閑話休題。
少し話を戻して、もう少しリアルなところにいきましょう。
"やりたいことがない”皆さんの多くが気づいていないことがあります。
それは、ちゃんと"やりたいこと”探しをしているということです。
なんかね、皆悩んでるんですけど、悩みながら行動している自分を見ていないんですよ。
例えば冒頭のアクセラレーター説明会にきている人。
やりたいことがないですか?
本当にやりたくない、もとい、興味がなかったら来ないでしょう?
なんで"やりたいことがない”と言ったあなたは、
僕が「何かプランを考えてるんですか?」と訊いたら
「省エネとか…面白いかなって…」
あるじゃん!!!!
私ここ2年は少なくとも「省エネ」って口に出した覚えがない。いや、多分言ったけど覚えてない。
ここで何が起きているかというと、
私は省エネに対して何ら近づいていっていないんです。
でもその人は近づいていっているんです。
なのにその過程を、"燃えてないから”="やりたいことがない”という簡易な言葉で見ないでいるのです。超もったいない。
その人は少なくとも、私よりずっと「省エネ」をやりたいのです。
そこで大切なことはもう一つ。
例えばビジネスプランを出したとしましょう。
それが通らなかったとする。
そこで辞めるなら、ビジネスプランを出すまでやりたかったのです。
諦めなかったら「もう一回頑張ろうと思った」までやりたかったのです。
いきなり人生かけたり命かけたりしちゃダメです。
"やりたいこと”は小刻みに。
あまり自分を追い詰めず、少しずつ少しずつ、やりたいことに近づいていきましょう。
以上ごはんのつぶやきでした。